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★財産はどうやって調べればいいの?

財産はどうやって調べればいいの?

不動産、預貯金、株式などは財産になり、亡くなったあとは相続をすることになります。亡くなってからその人がどんな財産を持っているのか調べるのは大変困難です。

また、財産を放棄したり、税金の申告をする場合には、期間の制限もあります。
自分がいったいどんな財産を相続するのか、どんな財産があるのかをあらかじめ本人に聞いたりして調べておきましょう。

財産調査

◆郵便類をチェック

資産に対する税金の通知や取引銀行からの通知など重要な情報がわかります。

◆世間話でチェック

本人が財産を話したがらない場合には、世間話をしながら引き出すことも一つの方法です。
例えば、最近ゴルフにいったという話があれば、ゴルフの会員権を持っているのかどうか引き出せるかもしれません。
仕事や収入、趣味や交友関係からそれとなく聞いてみましょう。

◆貸金庫をチェック(亡くなったあと)

相続人全員が立ち会う場合

相続人全員の眼前で貸金庫を開けるのが原則です。遺産分割協議の前に開きます。貸金庫は通常、利用者が持っている正鍵と銀行が保管するマスターキーの双方を合わせて使用しないと開庫できない仕組みになっています。銀行によっては暗証番号とカードを使用するところもありますので、確認しましょう。

提出書類

  1. 本人の除籍謄本
  2. 相続人全員の戸籍謄本
  3. 相続人全員の印鑑証明書
  4. 各金融機関所定の念書
  5. 貸金庫の正鍵
  6. 貸金庫契約時の届出印

立ち会えない相続人がいる場合

相続人全員から代理権が与えられた相続人に、貸金庫の開庫手続を行ってもらうことができます。
存命中、本人はあらかじめ届け出ることによって貸金庫を開庫する代理人を指定できますが、死亡すると代理人の代理権は消滅するので、当該代理人も開閉することはできません。

プラスの財産

財産の種類 調査方法
不動産(土地・建物・マンション・別荘) 固定資産税通知書や権利証、市区町村発行の名寄せ等
借地権、借家権、賃借権、地上権、温泉権等 契約書や登記簿謄本。生前に取引のあった不動産管理会社に問い合わせる
現金、小切手、預貯金 自宅や別荘内を徹底的に調査。カードや通帳から判断する。ない場合には、金融機関に出向いて残高証明書や名寄せを取得する。
株式社債、投資信託等の有価証券 故人宛の手紙や金融機関の口座の記録、通帳等、貸金庫に株券があるかどうか調べる。
特許権、著作権、実用新案権等の無体財産権 特許電子図書館の「初心者向け検索」で故人の名前を入力して検索する。初心者向け検索(外部リンク)
宝石、貴金属、美術品、自動車等の動産 自宅や別荘、勤務先、入院先、貸金庫
ゴルフ会員権 自宅や別荘、勤務先、入院先、貸金庫
電話加入権 NTTに問い合わせる
故人が受取人になっている生命保険金 保険証券等
貸付金 故人宛の手紙などを調べる

マイナスの財産

財産の種類 調査方法
借金(住宅ローン、カードローン、クレジットカード会社への支払い等) クレジットカード、故人宛の手紙や請求書、全部事項証明書の抵当権の記載等から調査
未払いの税金(固定資産税、所得税、住民税等) 故人宛の手紙や督促状
入院費、治療費 入院先や通院先の病院に問い合わせ
保証債務 故人宛の手紙や請求書

イベント・セミナー情報

一般社団法人 財産保障協会
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