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★葬儀の準備 その2

日取りの決定

葬儀の司式者である僧侶や神父などの都合や火葬場の都合、遠方の親族の都合によって決めますが、通常、葬儀社が友引から逆算して葬儀・告別式の提案をしてくれます。年末や正月早々の不幸のときは、三箇日があけた日にしましょう。

友引の日は休む火葬場もあります。日程・場所が決まったら親族や知人に案内しましょう。また、当日の受付や会計を頼みたい場合には別途その旨をお願いしましょう。

菩提寺(檀那寺)に連絡

葬儀までに宗教・宗派を確認し、仏式の場合であれば葬儀は菩提寺(檀那寺)の住職に依頼します。戒名を依頼する場合、このときにするのもいいでしょう。菩提寺が遠方である場合または菩提寺がない場合は、同じ宗派の近くの寺院を葬儀社等に紹介してもらいます。菩提寺がわからないときは、親族の方に確認します。

菩提寺に連絡を取らずに葬儀を済ませると、住職さんがへそを曲げて「墓に入れない」という事態も起こりかねないので気をつけましょう。

祭壇の決定

祭壇は多くの葬儀社でグレードが設けており、金額に差が生じやすいところです。

世話役への依頼

喪主は弔問を受けるのに忙しいため、代わりに通夜・葬儀の指揮をとる裏方が必要になってきます。世話役は分担して行います。

◆世話役代表

葬儀全体の企画・運営・進行を担当。葬儀の知識・経験が豊富で信頼できる人に頼みましょう。親戚や友人、勤務先の人、隣近所の人などがなります。

◆会計係

世話役のなかでも特に重要な係です。現金の出し入れのすべてを担当し、具体的には香典の管理、現金の出納・生産、出納帳の記入などを行います。葬儀費用は相続税の対象とはとなりませんので、忘れずに領収書をもらうようにしましょう。もちろん相場から外れた金額は調査を受け、認められないこともありますから気をつけましょう。異なる立場の2名以上の方にお願いするとよいでしょう。

◆受付係

弔問客の受付を行います。具体的には記帳簿の整理、香典・供え物の受け取りなどです。勤務先の同僚などに頼みます。

◆進行係

喪主や葬儀社と打合せ、通夜・葬儀の司会進行・弔電の整理・弔辞の依頼などを行います。

◆接待係・台所係

通夜ぶるまいや精進落としのときに弔問客、寺の僧侶、お手伝いの人や葬儀社の人などの食事や飲み物の手配、お茶などの世話をします。親戚や隣近所の女性に頼みましょう。

◆車両係・交通係

僧侶の送迎車や火葬場へのマイクロバスの手配、駐車場の手配や確保を担当します。勤務先の男性に頼むことが多いようです。

葬儀費用の把握

早い段階で把握するに越したことはありません。葬儀の形態が多様化しており、地域や亡くなったときの年齢によっても異なりますが、全体的に葬儀は年々小規模化の傾向にあります。

小規模家族葬の60万円台から一般参列者80名程度の一般葬300万円台と価格幅は広く設定されています。価格の幅が生じる項目としては、祭壇、棺、湯灌、葬儀社への企画料・人件費、祭具用品などが挙げられます。専門のインターネットサイトを利用するのも有効です。葬儀をする地域や葬儀の形態、参列者などを入力すると提携する葬儀社数社から見積りを出してくれるサイトもあります。

親族・知人・関係先に連絡

日程・場所が決まったら親族や知人に案内しましょう。当日、受付や会計を頼みたい場合には別途その旨をお願いしましょう。

一人ずつ連絡するのは大変なので、親しい人に連絡して、そこから次へ連絡してもらうようにします。会社の上司やお世話になった人などには、直接自分で連絡するようにしましょう。

ポイント 死亡通知の書き方

  1. 句読点は省略
  2. 内容は亡くなった人、葬儀の日時・場所にとどめ、死亡原因には触れない
  3. 薄墨で書く

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